【登山レポート】イタリアからのお客様と富士登山 2016年4月25日～27日

今回はイタリア人のお客様を「FUJISAN」にご案内して来ました。

【山行記録】
日程：2016年4月25日(月)～27日(水)
場所：富士山
コース：吉田口登山道～久須志神社～富士山・剣ヶ峰～久須志神社～下山（コースタイム約9時間40分）

本日の装備品＆持ち物チェック

アンダーウェア：メリノウール(薄手)
ミドルウェア1：smartwool(スマートウール) Tシャツ
ミドルウェア2：Marmot(マーモット) 化繊入りミッドレイヤー
シェル：sherpa(シェルパ) ロブチェフーデッドジャケット(休憩時のみ)
インナーパンツ：メリノウール(薄手)
アウターパンツ：ARC’TERYX(アークテリクス) ゴア
ソックス：S-SOX PRO(エスソックスプロ) メリノウールソックス
シューズ：LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ) ネパールEVO GTX
ザック：OSPREY(オスプレー) ミュータント38L
帽子：Mammut(マムート) 70ポリ/30ウール
ヘッドランプ：PETZL(ペツル) ティカ
サングラス：adidas(アディダス) ガゼル
グローブ：extremities(エクストリミティ) ガイドグローブ
レインスパッツ(ゲイター)：NORTHERN COUNTRY(ノーザンカントリー)
ピッケル
12本アイゼン
ヘルメット
ロープ
魔法瓶1L
行動食
非常用ツェルト
バーナー
食器類

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

初日は、富士宮市にある富士山本宮浅間大社（ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ）へ、ご案内しました。

なるほど！
富士山に登るならここも立ち寄って行くべきですね。
お二人とも巫女さんを見てはシャッターを押していました。
絵馬や酒樽も珍しそうに写真を撮っています。

浅間大社
静岡県富士宮市にある神社。
全国に約1,300社ある浅間神社の総本社である。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されている。

富士山を神体山として祀る神社であり、境内は以下の2宮からなる。
本宮 – 富士山南麓（富士宮市街地）
奥宮 – 富士山頂上

境内は広大で、本宮社地で約17,000m2になるほか、富士山の8合目以上の約385万m2も社地として所有している。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/ より)

【HP】http://fuji-hongu.or.jp/sengen/

吉田口登山道から登山スタート

さあ、翌日は富士スバルライン(6：00開門)より吉田口登山道へ。
最高のコンディションです。

登り始め。
暑くなりそうな予感。
お二人も日本一の富士山（FUJISAN）に憧れている様子です。

吉田口から登って稜線に出た所、久須志神社より富士山の山頂・剣ヶ峰方面。
ここから、剣ヶ峰まで20分ほど噴火口を回ります。

Congratulazioni sulla salita!
（登頂、おめでとう！）
山頂の観測機器を撮影中のお客様。
お一人は膝の調子が悪くリタイヤ、残念。

下りも気を抜かないで行きましょうね。
往復約10時間の長い一日が終わりました。
お二人ともお疲れ様でした！

Inoltre, durante la prossima volta,
saliamo sulla montagna giapponese!
（また次回、日本の山を登りましょう！）

山行ひとことアドバイス

この時期の富士登山は一般的に言う「富士登山」ではありません！
アイゼンはもちろん、ピッケル、ヘルメット等の道具が必要な事はもちろん、冬山に精通した人しか登れません。
冬山に精通した人でも命を落とすことがある非常に危険な季節の富士山です。
今回これをUPした理由は、この時期でも雪山があり、しっかりとした準備や装備、体力が必要だという事を多くに皆さんに知って頂きたいと言う思いからです。
詳しくは下記のHPをご覧下さい。

アクセス

東富士五湖道路「富士吉田IC」～富士スバルライン～5合目駐車場

この記事を書いた人
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【山岳ガイド】山本道夫

「山道　MOUNTAIN GUIDE OFFICE」代表 / (社)日本山岳ガイド協会(JMGA)公認山岳ガイド ST1 / 関西山岳ガイド協会所属 / JAN 雪崩業務従事者Level.1 / VAXPOTアウトドア用品アドバイザースタッフ関西周辺の山道を中心に活動中。「山道　MOUNTAIN GUIDE OFFICE」の【公式HPはこちら】【ブログはこちら】